
以前、いじめの種類と対策を書きましたが、
今回は、いじめを受けてしまったときの考え方のヒントを述べたいと思います。
いじめを受けると、いわれのない劣等感に襲われ、
自信を失い、追い詰められていきます。
自分に原因があるのだと考え、ますます思い悩みます。
でもここで逆転の発想をしてみましょう。
つまり、劣等感を持っているのはいじめる側であり、自分に非はないのだと。
では種類別に、いじめる側の問題を探っていきましょう。
まず、相手を自分より格下にし、使い走りにしたり、
脅したりする『パワーいじめ』ではどうでしょうか。
いくつかの事例を分析すると、いじめる側は、
甘ったれのめんどくさがりやが多いようです。
常に家族が手助けしてくれ、甘やかされたのでしょう。
ですから、面倒なことは友だちに頼む、断られたら弱そうな子にやらせる、
相手が嫌がれば、 脅迫やへ理屈で断れないようにし、いじめる…、
つまり自分がただ楽をしたいだけ、 過保護のぐうたら未熟児というわけです。
さて、一見 仲の良い集団の中で、物を隠したり、
匿名の悪口をばらまいたりする『陰口いじめ』はどうでしょう。
多くの場合、いじめる側はねたみや反感を隠していて、
いじめで相手が思い悩むと、ざまあみろと優越感に浸るわけです。
つまり、自分自身が相手より何か劣っているという劣等感を感じているのです。
堂々と意見することができない弱虫なんです。
では、相手の長所をつぶし、短所を探り出しては馬鹿にする『出るくいいじめ』では?
このタイプは、常にいろんな理屈や批判を並べて、相手を攻撃します。
その攻撃があまりに日常的に繰り返されると、被害者は本当にぼろぼろにされてしまいます。
でも逆に言えば、このタイプは絶えず相手を攻撃しなければ自分を保てない、ちっぽけな人間です。
自分が相手より劣っているのを認めたくない、
自分に自信がない… だから相手を攻撃することでバランスをとっているだけなのです。
いじめを受けているあなた、あなたをいじめているのは、自立できない未熟児ですか?
劣等感を隠した弱虫ですか? それとも自分の弱点を相手への攻撃で隠す卑怯者ですか?
こんなダサいやつらに負けないで。
あなたには輝く未来があるのですから。