2012年07月10日

いじめの考え方 [いよいよ鬼と対決 1]

kyouikuzukan.jpg 読売新聞ほうむたうん 2008年10月号掲載


さて、前回までいじめのタイプについて分析してきました。

次はそれぞれのいじめのタイプに対し、ターゲットになりやすい
子どものタイプとその対策を考えていきたいと思います。


■ パワーいじめでは…【断り切れない優柔不断、気が弱いタイプ
「1回だけ言うことを聞けばあとは許してもらえるかな」
とんでもない。その1回がいじめの始まりになるのです。
最初に理不尽な申し出を断れず、言いなりになってしまったり、
金品を渡してしまったりすると、 「こいつはいけそうだ」と目をつけられ、
しつこく金品を要求されます。
とにかく無理なことを言ってきたら、はなから相手にしないこと。
脅しや暴力があったら、それを証拠にすぐ学校や大人に知らせましょう。

「チクったりしたら、ただじゃおかないぞ」とよく脅されますが、
実際は先生や両親にすぐ知らせれば解決する場合がほとんどです。
逆に脅しをかけてまで口封じをする事柄は、実は相手の弱点である場合もあります。
脅しに負けてチクらないと、そこが底なしの地獄の始まりだと認識しておきましょう。


■ 陰口いじめでは…【情緒不安定で、少しのことで落ち込み、ショックを受けるタイプ
 少しのことで騒いだり落ち込んだりすると、そこが格下扱いされるきっかけとなり、
いじめる側を増長させることになってしまいます。
 勇気のいることですが、多少のことには平静を装い、
いじめは許さないという態度をまわりに示しましょう。
その上で、すぐに先生や両親に相談して対策を立てます。

具体的には、いつどんな場所でどういういじめを受けたか、
その回数や内容などの詳しいメモを作り、相手を特定することはもちろん、
手口を分析し、再発を阻止します。
例えば、持ち物を隠されたりイタズラをされるのなら、
そういう行動が出来ないようにします。
朝や放課後は子どもだけで教室に出入り出来ないようにする、
行き帰りを集団行動にし、相手の単独行動を不可能にする…などです。
このタイプのいじめは、相手グループの特定やその手口をはっきりさせれば
対策が立てやすく、ぐっと解決に近づきます。


(次回に続く)


posted by カメ先生 at 10:55| Comment(0) | いじめ
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