2012年07月10日

いじめの考え方 [桃太郎のいじめ退治]1.イヌ・サル・キジのいじめ…前編

kyouikuzukan.jpg 読売新聞ほうむたうん 2008年7月号掲載

マスコミなどで「いじめ問題」が取り上げられることがありますが、
私が変だなと思うのは、いろいろないじめを一緒くたにしていることです。

いじめには、さまざまなタイプがあり、問題点や解決方法もそれぞれ違います。
 今月は、よく見られるいじめのタイプを3つに分類し、
桃太郎の家来に例えて考えてみましょう。
(この分類は私の独断的な提案です。
  実際にはこれらの複合型や中間型が多く見られます)


[犬の負け犬いじめ…パワーいじめ]
・概要/力のある子どもやグループが活動する活発な集団に多い。
    ボスと取り巻きが、下っぱや周囲の児童を支配し、いじめる。
・原因/集団の中で、嫌なことは他人にさせ、自分は楽をしたい。
    そのために弱い人を力や理屈で抑えようとする。
・いじめの内容/集団の中で、弱そうな人または邪魔になりそうな人に目を付け、
    言いがかりをつけたり、 弱味ににつけ込んだりして、
    自分を圧倒的優位な立場に置く。

暴力やおどしに発展しやすく、いじめられた側が
報復を恐れて何も言わないため、いじめ自体が発覚しづらい。
また、おどかされていじめる側になったり、
悪いことをさせられたりすることもあり、
誰が主犯格なのか表面化しづらい。
解決にはしっかりした証拠をおさえる必要がある。


[サルの仲間はずれ…陰口いじめ]
・概要/一見平和そうに見えるクラスや、
    同じ趣味趣向を持つ仲良し集団などによく見られる。
    なんでもないことがきっかけとなり、匿名の個人やグループから陰湿ないじめを受ける。
・原因/均一な集団にひそかに上下関係を作り、自分を優位な立場に置く。
    誰かをおとしめることにより、自分を集団の上位に格上げする。
・いじめの内容/ターゲットとなった人の、少しの落ち度や欠点を大きく取り上げ、
    陰口や中傷、仲間はずれなどでおとしめる。

いじめる側といじめられる側がよく入れ替わり、
集団のメンバーがほぼ全員順番にターゲットになることもある。
物を隠す、学校裏サイトへの書き込み、無記名の手紙など、加害側の特定が難しい。
また、周囲の見て見ぬふりがいじめやすい環境を作り、
結果としていじめを容認、加担していると言える。
この周囲の不特定多数の指導もポイントとなる。

(後編に続く)


posted by カメ先生 at 10:46| Comment(0) | いじめ
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