2012年07月06日

子どものやる気を育てる 2『家の仕事や宿題をやる気を持って取り組ませる』

kyouikuzukan.jpg[読売新聞ほうむたうん 2008年3月号掲載]


今回は、家の仕事や宿題をやる気を持って取り組ませるための方法です。


ある子どもは、学校から帰ってくるとすぐにゲームを始めます。

宿題が出ているはずだし、部屋も汚いので掃除して欲しいし、少し家事を手伝ってほしい…。
さて、あなたならどのように言ってそれらをやらせますか。


ただ一方的に「××をやりなさい」と言っても、なかなか聞かず、
厳しく言われて重い腰を上げたものの、不機嫌な様子で、やる気は見られません。

子どもの方から見るならば、『自分の楽しみ』と『それがなくなる』という
二つの選択でしかなく、 宿題も、部屋の掃除も、家事の手伝いも、
それぞれ意義のあることなのに、
すべては『楽しい時間をとりあげるもの』という
1つのレッテルを貼られてしまったら、
やる気をもって取り組むのは難しいでしょう。



そこで提案するのが3つ以上の指示を出す、段取り方式です。

[1]子どものやるべきことを3つ以上用意する。
[2]限定された時間内に終わらせるように宣言する。
[3]いつから始めてどのような順番で終わらせるか子供によく考えさせ決めさせる。

その際、実現不可能なことについては、指摘して考え直させる。
休み時間をとったりいやなことを後回しにしてもそれは子どもの自由でよい。



つまりこんな具合です。

「これから夕飯までの間に、宿題と、部屋の掃除と家事の手伝いをしてください。
それらが時間内に終わるなら、ゲームをやってもいいわ」

そして子どもに、順番と始める時間を
しっかり考えさせてから実行させます。


先ほどの二択から、多様素の三択以上となり、
子どももそれぞれの作業の大変さや重要性を比較したりし始めます。

その上で、どんな順番でやると一番効率的なのか、
段取りを考えて計画的に行動する基礎が自然に身についていくのです。
子どもの方も、自分で決められることの面白さが分かってくるでしょう。

そして、予定があらかたうまくいったらその段取りをほめてやってください。

くれぐれも、大人の知恵で「いやなことを先にやりなさい」などと強要しないこと。

それらを子ども自身につかみとらせることこそ目的の1つなのです。


親もその場の思いつきで子どもに命令するのでなく、
見通しをもった支持を与えて、子どもが自ら段取りを組み、
やる気を持って主体的に取り組めるよう応援していきましょう。


posted by カメ先生 at 10:25| Comment(0) | 勉強
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