2012年07月05日

子どものやる気を育てる 1『やる気を育てる叱り方』

kyouikuzukan.jpg[読売新聞ほうむたうん 2008年2月号掲載]


今回は『やる気を育てる叱り方』について考えてみましょう。

さて、2人の子どもが大声で喧嘩を始めたとします。

あなたは、まず叱りますか?
話を聞いてから叱りますか?
それとも叱りませんか?

子どもは自分に有利な主張をし、時系列もめちゃくちゃな説明をしがちです。
しかしここで必要なことは、喧嘩の原因・真相の究明です。
その場の雰囲気から得た大人の判断は、意外と正しいものだったりしますが、
例え正しかったとしても、一方的に叱られれば、子どもには不満が残ります。

大人が、あくまで中立で感情的にならずに子供の言い分を聞いてやらないと、
真相を解明することは難しいでしょう。
場合によっては、個々に別の場で話を聞いてやることも必要です。


さて、喧嘩の理由が分かってきたら、
今度は子どもたちに反省をしてもらわなければなりません。

ここで気をつけたいのは、原因のすり替えです。

この時点で厳しく叱りすぎると、子どもは『自分がいやな思いをしているのは、
喧嘩をしたからではなく、親が口うるさいからだ』と
原因をすり替えてしまうことがあります。

すり替えが起こると、自分の落ち度に対する認識も希薄になってしまいます。
子どもが喧嘩の原因を認めたら、互いにきちんと謝り、
再発しないよう決まりや罰則を子ども自身に考えさせます。
この決まりや罰則も、大人が一方的に押し付けたら反感を抱く材料になります。

こちらがいくつか提案して子どもに選択させるなど、
子どもが納得ずくで決めていかないと効果は期待できません。

冒頭の問いに対して、私の考えるベストな対応は、
[1]まずは子どもの言い分をきちんと聞き、正確な事実をつかむ、
[2]次に大人がリーダーシップをとって判断の手助けをする、
[3]これからどうしたらいいのか、本人に責任を持って決めさせる
ことです。

お気付きかと思いますが、子どもが本当に悪いこと
(嘘をついたり、人を傷つけたりなど)をしたのでなければ、
大声で叱る必要はないのです。

子どもの行動について、いちいち怒鳴っていたら、お互い息が詰まります。
第一子どもの主体性が育ちません。

正しい行いを口うるさく言うよりも、
正しい行いを大人自ら示すことにより
子どもに教えるべきでしょう。




posted by カメ先生 at 10:55| Comment(0) | 勉強
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